
12/20から、今年度の茅刈りがスタートしました。
恒例の高エネルギー加速器研究機構で、毎年参加してくれる方や、はじめましての方、遠くは山形県から来て下さった方もいて、1日間、総勢30名の方々にご参加いただきました。
心より感謝申し上げます。
この日、天気は薄曇り。
私が参加者の受付を終え、広い構内をまわって茅場に着くと、もう盛んに機械の音が聞こえていました。
勝手知ったる常連さん達が、各自刈払機を持ち、早速ススキの株を刈り倒しはじめていたのでした。

副会長が、はじめてや数回目の方に向けて、茅(ススキ)の束ね方の指導をしていました。
1尋*で束ねられる量を1束とするのが目安です。
*1尋(ヒトヒロ)=両手を左右に伸ばした長さ=大人の男性なら1.8m(6尺)程度
6尺は、畳の長辺の長さなので、畳の縁を紐として使うとちょうどよいのです。

ほどけてばらけたりしないよう、きつく仮結びをするのには、ちょっとしたコツがいります。
こうゆうことって、何度かやって、体で覚えるしかないのですよね。
できるようになってくると、仕事してる気になり、労働の喜びが湧いてきます。
余分な葉やススキ以外の植物を抜き取りながら、自分の背より長いススキをうまいこと束ね、強く結ぶ。
これをやっているとすぐに体が温まってきます。
全身を使って、無心に束ね続けます。

~午前の休憩~
午後おやつには、石岡産みかんとチョコレートを持ってきました。(写真撮り忘れ)
わりと好評のようでうれし。
一息ついていると、急な雨雲接近アラーム。
できている束を急いでトラックに積み込みました。

そのあとも一日中、小雨が降ったりやんだりで、
濡れてしまった茅は、後で全部乾かさないといけないという困った状況にはなってしまいましたが、なんとか目標の50駄を超える、52駄を搬出することができました。
ご参加の皆さん、ありがとうございました!
「駄」・・・これは (ダ) と読み、6束を1駄としています。
昔は重い物を運ぶのに馬を使いました。
馬の両側に3束づつ、合わせて6束を積んだことから、馬一頭分の茅の単位として、今も1駄2駄と数えられています。


この高エネ研での茅刈りはもう20年以上開催されてきました。
はじめた頃は、とにかく広大な研究所の敷地に膨大な量のススキが生えていたそうで、
6日間をかけて刈り取りをしたのだとか。

近年はススキ以外の植物の侵入が増え、ススキだけが密集して群生している所が少なくなってしまいました。
今年の茅刈り日程は1日間で終了となりました。
保存会旧ブログをさかのぼると、2012年のログに高エネ研の茅場について詳しく書かれていたので転載します。(※広告が表示されます)
▶高エネルギー加速器研究機構の茅生育状況を見て来ました: にほんの里100選/やさと茅葺き屋根保存会だより

次回は、12/24・25に予定していた県畜産センターとかすみがうら市五反田の茅刈りが雨のため延期になり、
12/27・28の土浦市おおつ野とやさと上青柳の「茅葺きのおばあちゃんち」での開催となります。
おおつ野は、今回はじめて刈らせてもらうことになりました、おおつ野ヒルズ分譲地に残された一角です。
おばあちゃんちは、毎年自らの屋根用に管理している小さな茅場を、今年はみなさんで使って下さいとのことで、保存会として茅刈りをします。
参加の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
各日程の3日前まで参加申込を受け付けています。
written by やまふじかおり